鈴木誠也がMLBで苦戦している件

鈴木誠也が打てなくなるのが予想以上にはやかった。MLBの弱点攻略は本当に凄い。MLBで一年間活躍することはかなり難しいし、それを何年も続ける選手の偉大さを実感する。

ところでまとめサイトでは、鈴木が活躍出来ないことを鈴木個人の問題に矮小化しようとするコメントが目立つ。鈴木はNPBでもムラがあり、大したことなかったとか。MLBよりかなり劣っていることを認めたくないからだろう。見苦しいなと思う。そういうプライドがNPBの発展を阻害するのだ。

素直に現在はレベルがかなり劣っていることを認めよう。その上でどうしたら打者のレベルが上がるのか？考えるべきだろう。人種が違うからとか、生まれ持ったものが違うからとかで片づけるべきではない。特に私がMLBで凄いと思うのは、データ解析だ。弱点をあぶりだして徹底的にそこを攻める。守備のシフトだって、打球方向を分析して傾向をあぶりだして極端なシフトをひく。日本だとMLBのようなシフトは行わない。合理的な理由があるわけではなく、日本だと何故か行わない。

数字だけで采配するのがなんか嫌とか、データ野球はつまらないとかいう理不尽な理由だ。これではいつまでたってもNPBのレベルがあがることはないだろう。