誹謗中傷ブロガー広尾晃の痛い発言を検証する

アクセス数稼ぎのためにプロ野球選手を誹謗中傷し、毎度のようにコメント欄で読者から論破されて逆ギレおこす広尾晃さんのウォッチしていきます。

『経済学を知らないエコノミスト』

構造改革論の誤解』の著者だった野口教授による本。日銀批判がおもしろかった。おすすめ。
ところで不況の原因は総需要不足であり、サプライド側の効率化を目指す構造改革は本来なら、景気回復とは無関係である。ところが、日本においては不況の原因が需要不足にあることがきちんと理解されていない。
例えば、金融危機以後にマスゴミが経済について論じたもので、「これまでのアメリカ依存の経済構造を変えて、新しい産業を育てて内需を拡大すべきだ」というものが散見される。しかし、これは原因と結果を混同した誤った考え方だ。そもそも産業が育つには需要が必要だ。いくらいい製品を作ったところで重要がなければ、売れないでその産業も育つことはあり得ない。つまり、新しい産業→内需の拡大ではなく、内需の拡大(している好景気)→新しい産業という論理が正しい。これは重要なことである。というのもマスゴミの主張が短期的なことよりも長期的には、新しい産業を育成して日本経済は転換しなければならないという呑気なことを言っているが、これはまさしく内需があればこそ産業が育つことを理解してない証拠であり、マスゴミの言うとおりにしていると、景気は回復しないで産業も育つことはないからだ。そもそも日本が将来どういう経済になるかだとか、北欧のような福祉国家を目指すべきかといった議論は、景気回復とはあまり関係がなく、というよりそのレジームに転換することは景気拡大には結び付かない。
要するに将来のために新しい産業を育てましょうといってる奴は、危機を理解してないのだ。そんな悠長なことを言っていないで、緊急にGDPギャップ100兆円(高橋洋一による計算)に相当するマクロ経済政策によって、デフレ不況から脱出するべきだ。