誹謗中傷ブロガー広尾晃の痛い発言を検証する

アクセス数稼ぎのためにプロ野球選手を誹謗中傷し、毎度のようにコメント欄で読者から論破されて逆ギレおこす広尾晃さんのウォッチしていきます。

今月の『世界』(岩波書店)が酷い

岩波書店が発行している月刊誌『世界』にはメディア批評というコーナーがあり、毎度毎度酷い批評分が掲載されるのだけれど今回のは特に酷かった。もちろん、『世界』に掲載される論考はある政治的性向に基づいたものばかりであり、それ自体(左よりばかりの論考であること)は問題ではない。とはいえ、そのことを差し引いても我慢できない内容だったので、ここで批判しておきたい。
まず、書き手である神保は近年社会問題となっている医師不足からくる患者の受け入れ不可能が相次いでいることを相変わらず、「たらいまわし」事件」と表記している。しかし、「たらいまわし」というのは誤解を生み言葉だ。まるで医師・病院側の怠惰が原因であるかのようにミスリードを誘う。神保自身がいうように、原因は医師不足、医師の不均等な配置だ。そうであるならば、せめて「受け入れ拒否」あるいは「受け入れ不可能」と表記すべきだろう。
また、神保太郎は田母神論文をめぐる新聞社の取り上げ方が不満だったらしく、国会での田母神の演説を中継しなかったことを「国会中継を待っていた市民は多かったが、なぜかNHKはニュースで一部を流すにとどめた」と噛み付いている。一方で、神保にはNHK北朝鮮拉致問題ばかり取り上げているように見えるらしく、政府によるプロパガンダに加担していると批判する。北朝鮮拉致問題は政府が解決すべき問題であり、一体NHKが取り上げることの何が不満なのだろうか。単にサヨクの大好きな北朝鮮様にとって都合の悪い報道をしないでくださいというイデオロギーからくる願望に過ぎないのではないか。田母神論文のことは「市民が待っていること」とし、北朝鮮拉致は市民にとってどうでもいいこととでも考えているのかもしれない。だが、そんな市民はプロ市民ぐらいだろう。
醜悪なのはNHKがそれを中継しなかったことを政府による陰謀だとして陰謀説を述べているところだ。それを証明するものとして、Youtubeにアップされた一視聴者(サヨク)とNHK職員とのやりとりを引用しているのだけれど、全く陰謀説を支持する証拠になっていない。神保が憶測で政府とメディアが一体となって国民の知る権利を奪ったといっているにすぎない。