誹謗中傷ブロガー広尾晃の痛い発言を検証する

アクセス数稼ぎのためにプロ野球選手を誹謗中傷し、毎度のようにコメント欄で読者から論破されて逆ギレおこす広尾晃さんのウォッチしていきます。

『「ニート」って言うな!』

『「ニート」って言うな!』は一時期話題になっていたけれど、私がこれを読んだのは最近である。まあ、最近「ニート」って言葉をほとんど聞かないので流行おくれなのかもしれない。ただ、「あとがき」で内藤が述べていたように同書は「普遍性」を持った議論を行っている。内容は学者2人と学生(現在は大学院生)1人から構成されている。以下は3人の書いたそれぞれの部分への感想というかコメント。
本田由紀は教育社会学者。この肩書は重要だ。というのも本田はニートと呼ばれる層を分析し、労働市場の問題として彼らを位置づけているのだけれど、若年層雇用問題に関して「教育」の視点でしかアプローチできていないからだ。しかし、これは仕方のないことだろうし、本人もわかっていることだろう。雇用はやはり経済状態に直接影響されるから経済政策からのアプローチを直接的であるとすると、教育からアプローチするのは「間接的」である。だからどうしても教育で何とかしようとすると説得力に欠けてしまうのだ。
内藤は「いじめ」が専門の社会学者。メディアや「識者」がよくするステレオタイプな言説を「実は違うんですよ」式の議論をしている。最後のリベラルの視点から日本社会のあるべき姿を説いている部分はよくわからんかった。
後藤はウェブ上で根拠の薄い若者論を「俗流若者論」として批判活動をしているという。ニートに限らず若年層の言説全般を批判している。ぶっちゃけ、「当たり前」のことを言っているに過ぎないのだけれど、後藤の引用している言説を見るとレベルの低い人ってのは多いらしいから彼のしていることにも意義はあるのだろう。