駄作ばっか

今期はリアルタイムでアニメを見ることがほとんどない。ただ、リアルタイムで見てないだけで、いくつかはチェックしている。主にニコニコ動画やデイリー・モーションとかでね。注目はマクロス・フロンティアとソウル・イーターとコードギアスR2だろう。特にマクロスのほうはテレビシリーズとなると、かなり久々になる。具体的に何年ぶりか忘れたけど。私が見たことのある作品は『劇場版、愛・おぼえてますか』と『マクロス・プラス』『マクロスゼロ』だ。劇場版は今見てもおもしろいし、ラストは感動する。本当に傑作だ。プラスも戦闘シーンの迫力はかなりあった。ストーリーも王道でキャラもよかった。だが、サテライト製作によるゼロはなんだかイマイチの感がある。もちろん、最近のOVAらしくクオリティの高さは折り紙つきだけど。
で、フロンティアだが、製作がサテライトということで当初から危惧していたことが当たったと思う。キャラに全く魅力がない。魅力のないキャラで三角関係なんかやられてもうざいだけだ。歌に気合入れてるのはわかるが、もうちょっと脚本をなんとかして欲しいものである。キャラデザの魅力のなさは過去のエントリーでも書いたとおりだが、脚本が糞すぎて只イライラするだけで感情移入もできないし、好感も持てない。なんだが前に見たガンダムシードのような感じがする。声優が豪華、キャラも美形ばかりにし、音楽もいい。だが、種と同じで詰め込みすぎなのと、脚本のせいでストーリーの方向性が見えない。どうしたいのだろうか。スタッフは。
次にソウル・イター。作画は綺麗。ナルト・アニメ版よりはるかにアクションシークエンスの出来がいい。だが、これも原作が恐らく（読んでないんだけど）糞だからアニメ版の製作スタッフが優秀でもイマイチな感じである。キャラがかっこつけすぎてるだけで魅力なし。性格も設定もオリジナリティゼロでおもしろくない。ほとんどのキャラが痛い。痛くてもそれが笑いに変換されていればいいのだが、痛いだけだ。
まあ、上記2作品に比べればコードギアスのキャラ設定はおもしろい。作画もいいし、ストーリーもさくさくしていて飽きない。サンライズは頑張っている。ガンダム00もキャラの魅力に欠けていたけれど、ストーリーは後半あたりからおもしろかったし。