誹謗中傷ブロガー広尾晃の痛い発言を検証する

アクセス数稼ぎのためにプロ野球選手を誹謗中傷し、毎度のようにコメント欄で読者から論破されて逆ギレおこす広尾晃さんのウォッチしていきます。

あるある大事典に騙され続けた馬鹿な視聴者

マスゴミの捏造が公になった。各種報道によると、「あるある大事典」が納豆ダイエット特集での「やらせ」を認め、謝罪した。昨日の「あるある」はもちろん中止で、変わりに毛利アナが謝罪と説明をした。昨日の毛利アナの説明内容は自分の記憶が正しければこうだった。彼が言うには「あるある」スタッフは以下のような不正を行った。

  • 米国の大学教授のコメントを恣意的に捜査
  • やってもいない実験をやったかのようにデータを捏造

細かい点はまだあるけれど、主にこの2点だった。これだけでは足りないと思うので関西テレビHP*1から抜粋する。

1.  アメリカのダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりますが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。

2. テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日本語訳コメントで、「日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!」 という発言したことになっておりますが、内容も含めてこのような発言はございませんでした。

3. 番組で実験を行った8名の被験者について、放送では「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は、完全な正常値に!」とコメントし数字をスーパーしておりますが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行っておりませんでした。

4. あるあるミニ実験として、納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつに分けて食べた場合の比較実験ですが、血中イソフラボンの測定は行っておらず、比較結果は架空のものでした。

5. 番組で実験を行った8名の被験者について「体内で作られるDHEAは20代をピークに減少、食べ過ぎや運動不足によってDHEAの量が低下している可能性があるのだとか!20代から50代の男女8人の血中DHEA量を測定。さて結果は?」として22歳OL、25歳会社員、37歳会社員のDHEA量を測定し年齢の基準値と検査結果をテロップ表示で比較をおこなっておりますが血液は採集をしたものの、実際は検査を行っておらず、数字は架空のものでした。また、ここで使用している「DHEA分泌は加齢とともに低下する」ことを示したグラフは許可を得ずに引用いたしました。

1のような実際の実験とは無関係の写真とすりかえたことや教授のコメントを恣意的に操作するなんてことは、納豆ダイエットの時に限らず毎回行われていたと思われる。また、あるあるに限らず、全ての民放健康情報番組で行われているはずだ*2関西テレビの責任者は「スタッフが追い詰められて・・・」などと言っていた。しかし、実態は「視聴率競争で追い詰められて」ではなく、もともと捏造しまくりだったのが、やっと「ばれた」というところだろう。関西テレビも恐らく毎回のように捏造していることを知っていたから、今までの捏造がばれるのことを懸念した。そこでスタッフが追い詰められた末にやったこととして、あたかも前回の放送だけの問題に矮小化したのだ。
あるあると言えばマイナスイオンの時といい、血液型性格判断の時といい、ずっと前から批判されてきたし、疑問点の多い「いい加減な実験」をやってきた。前回の納豆ダイエットにいたっては普通の思考が出来る者なら怪しいと感じるはず。要するに全ての放送で「あるある」は大嘘を垂れ流しきたわけで。騙されて納豆ばかり買いあさっていた視聴者は馬鹿としか言いようがない。「あるある」を責める前に今回の納豆ダイエット然り、今までずっと騙されてきた自分の馬鹿さ加減を反省せよ。
朝日新聞の社説を読んでみたけれど、やはり問題にされていたのは関西テレビだけだった。しかし、馬鹿な視聴者がいたからこそ、今まであのような番組が許されていたのだ。朝日はさらに、「まず、番組作りの構造的な問題だ」として、捏造問題を関西テレビだけの問題に矮小化している。だが、何度も述べているように全ての民放では似たような「やらせ」がある。加えて日本人が疑似科学に騙されやすいという下地もある。今回の件を機会に少しは擬似科学に気をつけてもらいたい。
最後に「あるある大事典」の今後についてだけれど、一度失った信用は二度と取り戻せないだろう。さらに、今回の捏造発覚により、今までの捏造までもが、ばれる可能性がある。そうなったら「あるある」の信用度だけではなく、関西テレビ全体の威信に関わってくる。そうならないためにも、関西テレビは「あるある大事典」の放送をとりやめ、今まで「あるある」が行ってきた不正を公にすること。そして、二度とこのようなことがないように反省すべきだ。

*1:http://www.ktv.co.jp/070120.html

*2:例えば、おもいっきりテレビ